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2022年12月05日  最終更新日:2023年12月27日

2023チャリティカレンダーのお知らせ

2022年も皆様本当にお疲れ様でした

いつまでコロナコロナいうんだろう…?さすがに今年中には落ち着くよね…?
という「もうそろそろ変わろうよ」的な雰囲気から始まった2022年。
結局師走になってもコロナはよくわからないままだし、未だに日本はマスクをつけないと外出しづらい状況だし…
抜本的な変化が無いままとうとうコロナ禍で丸3年が過ぎそうな雰囲気ですが、皆さんにとってはどんな1年になりましたでしょうか…?

今年は変化の年でした

振り返ると吉田の2022年はとても意味のある(だろう)一年となりました。
1年を通じてマインドや方法論が一変しました。
長らく抱えていた「変化の欲求」を、あることをきっかけに今年爆発させられたように思います。

それを目に見える成果に出来るかどうかは来年1年にかかってるだろうな〜…なんて
カレンダーも出来てないうちにのたまってる場合ではありませんが、来年以降が本当に楽しみです。
「本来の自分は何をしたいのか」をやっと理解し始めた気がしますが、そのとっかかりのようなこれまでと少し違った絵も今回カレンダーに納めましたので是非見てやってください。
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2022年07月23日  最終更新日:2023年12月27日

JA大阪市「萌」2022年度も担当させて頂きます

2014年から担当させて頂いておりますJA大阪市さんの広報誌「萌」。
大変ありがたいことに2022年度も担当させて頂くことになりました。

その前に

現在JA会員さまなどに使用頂いている2022年度のカレンダーの絵も担当させて頂いおるのですが、コロナ禍の影響で例年のように毎月の絵が使えなくなってしまったので、今回は吉田がチャリティカレンダー用に描いていた絵をリメイクしたものを採用いただきました。

それがこちら。
JA大阪市 2022カレンダー

JA大阪市 2022カレンダー

JA大阪市 2022カレンダー

JA大阪市 2022カレンダー

JA大阪市 2022カレンダー

うまくJA大阪市キャラたちがこの世界に入ってくれて助かりました(^_^;)

例年だと既に「萌」で採用いただいた絵がカレンダーになっておりましたので改めてご紹介することはなかったのですが今回は「萌」 に使用されていない絵だったのでこちらでご紹介させて頂きました。

ということで改めまして萌ですが

今年は色々考えるところがありましてこういった趣にいたしました。

版画の印象を織り交ぜた、今までとは少し違う平面的な雰囲気です。

JA大阪市 2022 夏号

JA大阪市 2022 夏号

毎号、旬のお野菜や果物を題材にしてちょっとした物語を表現しようと思います^^

以上、JA大阪市さまの「萌」表紙イラストのご紹介でした!

2021年10月17日  最終更新日:2021年10月19日

バレエスタジオ パンフレットイラスト

京都のバレエスタジオ「C Studio」さまのパンフレットの表紙イラストを今年も担当させて頂きました。

前回同様、今回も劇の内容に沿ったイラストになっています。

あるところに「お花が咲く瞬間を見る事が出来ると一生幸せに過ごせる」と言われるツボミがあります。
しかし、いつ咲くのかは誰にもわかりません。
ある日ツボミの周りにカエル達が集まり出しました。
言い伝えでは周りにカエルが集まるとお花がもうすぐ咲くと言われています。
他の動物達は今か今かとお花が咲くのを待っています。

という「ベルフルーフ」という演目。
今か今かととみんながワクワクして待っているシーン、それがこの表紙の場面です。

実際の劇の様子はこちら→C Studioブログ

お衣装がとても可愛いですね^^

ちなみに表紙の絵の動物たちと、実際に舞台に登場する子供たち(役)の人数は符合しています。
気づかれた観客の方はどれくらいいらしたかなぁ…?

前回に続いて「絵本」のようなシーン(イラスト)をまた担当させて頂いて大変ありがたいです。
次回があればまた良い絵が描けるよう努めたいと思います。

今回もご依頼いただきありがとうございました!

2021年04月20日  最終更新日:2021年08月05日

回転木馬(お話イラスト)

「今日は何人だったかい」

「100人はくだらないだろうね」

「とてもがんばった日になったね」

「そういえば子供の頃によく乗せていたあの子がひさしぶり来たよ もう大人になって素敵な男性も一緒だったよ うれしいね」

「そう、うれしいね 僕の背中には新婚の時によく来ていた彼が孫と一緒に乗ってくれたよ」

「そうかい 嬉しい話だね」

「あともう少し がんばろう」

「そうだね がんばろう」

人のいなくなった園内に
乗り物たちの静かな会話が響いていました

この絵は閉園後の遊園地を描きました。

僕は以前、10年ほど「豊島園」駅に住んでいました。
「豊島園」といえば「としまえん」。
とても思い入れのある場所です。

そのとしまえん閉園の知らせを聞いて描き始めた絵でしたがなかなかうまく行かず、間を空けながら進めて完成まで長い時間を要しました。

人のいなくなった閉園後の遊園地では動物や乗り物たちは自由に休み、会話し、ねぎらいあっています。
あと少しでお役目が終わるとしまえんのお馬さんたちも、100年近い歴史の間に来てくれた人たちのことを想いうかべ、それをまた勇気に変えています。

最後の日まで、おうまさんたちは子供たちを乗せ、優雅に回り続けるのでした。

2021年03月23日  

逢瀬(お話イラスト)

「それではゆくとしましょう」

船頭は元気な声で乗客にそう言って水底に棒を押しこみ、舟を進めはじめました。

舟の先頭には黒くて若いネコがいました。

ネコは船頭が舟を出そうとするとそれを見計らっていつも無賃乗船してくるのでした。
船頭はそのネコが好きだったので追い払いもせずにいつも乗せてあげていました。

「やあ、ネコくん。今日もまた逢いに行くのかい?」

ネコはプイプイッっと、しっぽを振って答えるのでした。

逢瀬

逢瀬

2021年03月20日  最終更新日:2021年03月24日

シンカイ鉄道(お話イラスト)

水族館の暗闇に浮かび上がる蒼と光と魚たち

それはまるで少年を深い海のあいだにいるように思わせました

—-
本日はシンカイ鉄道 イズ線にご乗車いただきまことにありがとうございます
この列車は伊豆小笠原諸島を経由し、終点ニシノシマ駅へ向かいます
サカナたちとともに、楽しい旅をお過ごしください
—-

少年は車掌となって大きな列車をあやつり、海底の土手をゆうゆうと駆けぬける姿を思い浮かべていました

シンカイ鉄道

シンカイ鉄道

2020年11月20日  最終更新日:2020年12月07日

銀河鉄道の夜(お話イラスト)

(引用)ごとごとごとごと汽車はきらびやかな燐光の川の岸を進みました。

向うの方の窓を見ると、野原はまるで幻燈のようでした。

百も千もの大小さまざまの三角標、その大きなものの上には赤い点点をうった測量旗も見え、野原のはてはそれらがいちめん、たくさんたくさん集ってぼおっと青白い霧のよう、そこからかまたはもっと向うからかときどきさまざまの形のぼんやりした狼煙のようなものが、かわるがわるきれいな桔梗いろのそらにうちあげられるのでした。

じつにそのすきとおった奇麗な風は、ばらの匂でいっぱいでした。(引用ここまで)

言わずと知れた名作。
全編、なかなかの難易度ですがここまで人に知られているタイトルも余りありませんよね。
きっとタイトルの言葉もとてもよかったのだと思います。

この作品の中から1シーンだけ選ぶのは非常に難しいのですがやはりこの光景かなということで、描いてみました。

2020年10月24日  最終更新日:2021年08月04日

きらきら星(お話イラスト)

少年は眠る時に空想するのが好きでした。
今夜も布団に入ると目を閉じていつものように想像を膨らませました。
今夜の彼は「ピアニスト」。

「やぁ、集まってくれてありがとう。今日はみんなに僕の演奏を聴いてもらうよ」

そう言ってピアノにすわったものの、そういえば楽譜がありません。

「そうだ、楽譜がほしいぞ。お星さまにお願いしてみるとしよう」

少年は空を見上げ星たちに話しかけました。

「お星さま、僕に楽譜をくれませんか」

すると空が明るくなっていくつかの星がぽつりぽつりと落ちてきました。

「やぁ、ありがとう!」

そういって少年は夢の中で星が示すとおりに音楽をかなで続けました。

きらきら星

2020年10月13日  

あまぐも(お話イラスト)

あまぐも

あまぐも

「ふう ふう ふう」

「ぴか ぴか どん」

「今日はどっちの方へいけばいいかい」

「今日はみなみの方へいきなさいとやごころさんが言っていたよ」

「そうかい じゃあさっさとつくって持っていこう」

「そうしようそうしよう たくさんめぐみをふらせよう」

=====
モチーフは風神雷神さんです。

立派になる前の子供の頃のお勉めみたいな感じで天気の神さんのお手伝いで雨雲作りのお仕事をしているイメージで描きました。

2020年09月21日  最終更新日:2021年03月23日

うお座(お話イラスト)

うお座

うお座

その時、突然、生暖かい風が吹き始め、ものすごいうなり声が聞こえてきました。
怪物テュフォンが姿を現したのです。
〜中略〜
愛と美の女神アフロディーテとその息子のエロスは魚に変身し、川に飛び込んで逃げましたが。その時、はぐれるといけないというので、しっかりと体をリボンで結んでいました。
あとでその姿を思い出して面白がったゼウス神が、その姿を星座にしました。それが、うお座なのだそうです。

うお座の成り立ちのお話でした。

ちなみにこの時の怖い敵のテュフォンはシチリアのエトナ山の下に閉じこめられてるとの事…です。