水族館の暗闇に浮かび上がる蒼と光と魚たち
それはまるで少年を深い海のあいだにいるように思わせました
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本日はシンカイ鉄道 イズ線にご乗車いただきまことにありがとうございます
この列車は伊豆小笠原諸島を経由し、終点ニシノシマ駅へ向かいます
サカナたちとともに、楽しい旅をお過ごしください
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少年は車掌となって大きな列車をあやつり、海底の土手をゆうゆうと駆けぬける姿を思い浮かべていました
2021年03月20日 最終更新日:2021年03月24日
2020年10月24日 最終更新日:2021年03月23日
きらきら星
「やぁ、集まってくれてありがとう。今日はみんなに僕の演奏を聴いてもらうよ」
そう言ってピアノにすわったものの、そういえば楽譜がありません。
「そうだ、楽譜がほしいぞ。お星さまにお願いしてみるとしよう」
少年は空を見上げ星たちに話しかけました。
「お星さま、僕に楽譜をくれませんか」
すると空が明るくなっていくつかの星がぽつりぽつりと落ちてきました。
「やぁ、ありがとう!」
そういって少年は夢の中で星が示すとおりに音楽をかなで続けました。
2020年08月19日
京都のバレエスタジオ「C Studio」さんのポスターのイラスト・デザインを担当しました。
去年に同教室さんの発表会パンフのイラスト・デザインを担当していたのですが、その時の絵を少しアレンジして今回の生徒募集ポスターに使用致しました。
元は「ピーターと狼」というお話がモチーフになっていて少年が主人公の絵でしたがポスターに使用するにあたって主人公が赤頭巾ちゃんに変身しました。
色もよく目立つので良い雰囲気になったと思います。
「イラストでお子さんの目を引いて、その後おかあさんが詳細を読む!」
という分かりやすいコンバージョンの元に全体を制作しましたが(笑)、
このポスターで沢山のお子さん、そして大人の方が来てくれると嬉しいなと思います^^
C Studio ポスター
C Studio ポスター
最後になりますが、改めましてご依頼頂きありがとうございました!
2020年07月10日 最終更新日:2020年07月29日
虹
あつまるやいなや七人はいつも通りの会話を交わし、いつも通りに準備をととのえて今日の依頼先へと向かいました。
「雨はまだかな」
「雲はまだもう少し西の方にいると思うよ」
「そうか、じゃあそれまで少し花でも見てこよう」
そう言って緑の子が木々の中へ向かおうとした時、ぽつりと1つ雨が落ちてきました。
「あれ、少し早いけど降ってきたね。カッパカッパ」
そう言って皆一斉にカッパを着込んで西の空が明るくなり始めるのを待っていました。
2020年07月01日 最終更新日:2021年03月23日
双子の星
(引用)“天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星が見えます。
あれはチュンセ童子とポウセ童子という双子のお星さまの住んでいる小さな水精のお宮です。
このすきとおる二つのお宮は、まっすぐに向かい合っています。
夜は二人とも、きっとお宮に帰って、きちんと座り、空の星めぐりの歌に合わせ、一晩銀笛を吹くのです。
それがこの双子のお星さまの役目でした。”(引用終わり)
お世話になった方にお礼として絵をお贈りしようと思って描いた作品。
以前から「目的があると描く絵の質が変わりますね」と言われる事があったのだけど、これもきっと「お贈りする」という理由の元、どこか自分の意識外で描き進められたのだと思います。
結果的にとても好きな絵になりました。
この絵から良くも悪くも色々な悩みが生まれ、同時に新しい旅が始まりました。
2020年04月04日 最終更新日:2020年05月25日
2020年度から小学校で使用される「わたしとせいかつ」(日本文教出版さま)という生活教科書にてイラストを描きました。
1年生と2年生が使う教科書になります。
巻末にある、防災や日常の安全についてひとまとめにされた付録部分の扉絵、カット絵を担当しております。
上下併せて扉絵2点・カット絵約200点でしたのでそれなりに大変でしたがご依頼時のご希望にありました「あたたかい雰囲気」をもたせることは出来たかなと思います。
同じ場所を季節や空気感によって描き分けるのは、このお仕事に限らずとても好きです。
その他の絵もカットとはいえそれぞれ自分らしいイラストになったかなと思います。
これを読んでくれる子供達の日々の生活の一助になりましたら幸に思います。
以下、イラストの一部です。
全体はこちらよりご確認ください→ 上巻 下巻
最後に、ご依頼頂きましたクライアント様に御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました!
2020年03月30日 最終更新日:2020年05月26日
前回、啓林館さまの「わくわく算数」の表紙絵について投稿しましたが、本の中のカット絵も一部担当しておりました。
学年は1.3.4年生です。
表紙と同じく、学年ごとに登場する子たちも少しずつ身長が成長してゆきます。
算数に限らず、教科書や教材は学年を経るにつれてイラストが少なくなったり可愛らしい絵が減っていくのですが、今回は1年生も担当させて頂けたのでこれまでのような動物さんも登場することになりました。
教科書のカット絵は写実表現が基本とはいえ、それなりに頭を使いますので描くのはとても楽しいです!
また、こういう機会を頂けるよう頑張りたいと思います。
ご依頼頂きましてありがとうございました!
2019年11月12日 最終更新日:2020年05月10日
すっかり冷えてきました今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
僕はと言うと一旦波に乗りかけたカレンダー制作が突然スランプに陥ってしまったり風邪引いたりしてふらふらになっておりますが今年もなんとか完成まで頑張ろうと思います…
まだ11月なだけ随分救われておりますが…
さて、blog投稿が少し遅くなりましたが今月の壁紙をUPしています。
リアルタイムで待っててくれる人は少ないと思うので単純に自分の備忘録と検索エンジンさんへのアピールなので時期がずれても特に問題はないのですけどね…(^_^;)
今月は暖炉。
毎月1つの動物を登場させていますが今月はネコ。
暖炉で温もっていますね。
スマホ壁紙10月 暖炉と猫 iphone壁紙
ダウンロードは下記よりお願いいたします。
画中の「100万回生きたねこ」に気づいてくれた人はどれくらいいるかな…(笑)。
ということでカレンダー壁紙も次で最後!
!
引き続きまだ出来上がらない来年のカレンダーを震えながら描きたいと思います(^_^;)
2019年10月06日 最終更新日:2020年05月10日
10月になりました。
近年の10月と言えば「お昼暑くて夜寒い!」な印象ですね。
僕は9月の終わり頃が誕生日なのでその頃の気温を覚えやすいのですが、もう10年以上前の誕生日の日にお昼タンクトップ着てた記憶があります。
何年も温暖化温暖化と騒ぎつつ、もうそんな「暑い秋」が定着しつつあるんだなぁと、複雑な気分になります。
生まれ季節だからと言うのもあり、秋の哀愁は子供の頃からとても好きなのですが最近はなんだかそれを感じにくいですよね…
同時に春もそうなんですが、急に寒くなったり急に暑くなったりの1年になっちゃって、子供の頃のグラデーションな気温変化を懐かしく思い出すことが多いです。
地球規模の変化なのでどうしようもないなと思っていますが、そこはポジティブに「あんな時期を経験できたことが幸せだな」なんて思おうと思います。
激ポジティブ!
ということで月が変わりましたので今月のスマホ壁紙をUPしました。
スマホ壁紙10月
10月はやっぱりハロウィン。
ハロウィンはイラストジェニック極まりないお題なので甘えて描いてしまいますね、毎度…(^_^;)
今年もそろそろカレンダー製作に取り掛かる時期になってきたのでこれから案出しにうんうん唸ることになると思います。
例年より少しでも早く作れるよう頑張ります!
2019年10月02日 最終更新日:2020年05月25日
京都のバレエスタジオ、C Studioさまの発表会パンフレット用にイラストを描きました。
イラスト内容は発表会のメインの演目である「ピーターと狼」です。
僕はお話の内容は存じなかったのですが、割とスタンダードな「悪いオオカミに反撃して退治する」というお話でした。
背景を少し悩んだのですが、ちょうどチャリティカレンダーの3月で描いた木々がバレエの雰囲気にマッチしているように感じたのでそれをブラッシュアップしてこの絵に反映してみましたが、結果的にとても気に入った仕上がりになりました^^
また余談ではありますが今回パンフレット自体も全て吉田の方で制作いたしました。
撮影、デザイン、イラスト。
完全ワンストップです(笑)。
普段からも舞台の撮影係として呼んで頂いたり教室ロゴの制作を始め全面的に教室のクリエイティブを担当させて頂いてますが、同様に楽仙楼さんという中華屋さんでもクリエイティブ部分を全面的にお請けしていて「企業さまがいかにストレスなく楽にクリエイティブを増やし続けられるか」をいつも考えています。
「個人が中小企業さまのクリエイティブ全てを請け負う」というのは、以前からあったスタイル(関係性)だとは思いますがネットワークやファイル共有、およびSNSの発達などによって以前よりもずっと楽で現実的な形になってきていると感じますのでフリーランスで仕事をしている限りは(イラストとは別業務として)このスタイルも昇華していきたいと思っています。
と、少々脱線してしまいましたが話戻しまして。
今回、冊子制作のためにバレエ教室さんの発表会パンフレットを多数拝見したのですが、デザインに凝ってるものが少なく、楽しさを感じられるものは非常に少なく思いました。
せっかく、舞台は華やかで豪華で可愛らしくて「美と笑顔と感動」の世界なのに、反面そこで配られているパンフレットはなぜかちょっと冷たい…
そういった形をよく見かけます。
C Studioさんも同様の事を思われていて「その慣習を変えたい」とお話されていたので、今回はこうしてイラストを大々的にフィーチャーして頂いて「楽しく明るい」パンフレットを作ることが出来ました。
イラストレーションには「イラストレーションにしか表現出来ない世界観と力がある」と考えています。
今回はニーズとその力がうまくマッチしたなと感じる事が出来た案件だったので
絵を描く側としてもとてもありがたく思いました。
ということで。
最後にクライアントさまに御礼申し上げたいと思います。
ご依頼ありがとうございました!