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2024年06月30日  

小学校教科書「わくわく算数」カットイラスト

昨年まで表紙にてイラストを使用頂いておりました啓林館さまの教科書「わくわく算数」ですが、今年の3月をもって無事4年間のお役目を終えました。
身に余る大役を務めさせて頂けた事に、改めて大きな感謝を覚えております。
そして使ってくれた子供達にも、心からありがとう^^!

思えばその4年はまさにコロナ禍の4年間でしたので、使用頂いた年やその時期の世相を今後も忘れることはないと思います。
使用開始された2020年4月は学校も開いてないような頃で世間もとても暗い雰囲気だったので少々広報しづらかったのですが(^_^;)それでも当時は沢山のいいねやお褒めの言葉、そして応援を頂きまして本当にありがとうございました。

この4月からは3年生と4年生の計4冊に絵があります。
前回描いたものと、あらたに描き下ろした絵が複数です。

見本誌をいただいた頃にはすっかり描き下ろしの絵の事を忘れてしまってて、パラパラと本を開きながら「前からこんなにちゃんと描けてたっけ…??」としばらくの間大ボケかましてましたが、一応4年の間に自分でもわかる程度には絵は成長はしていたようです(^_^;)

以下、描き下ろしの絵です。

啓林館 わくわく算数

啓林館 わくわく算数

啓林館 わくわく算数

啓林館 わくわく算数

啓林館 わくわく算数

啓林館 わくわく算数

啓林館 わくわく算数

啓林館 わくわく算数

ということで、この4年もどうぞ宜しくお願い致します!>こどもたち


以下は余談になりますが。
この教科書が活躍してくれている4年の間に自分の絵は大きく変わってゆきました。
ちょうど教科書の表紙がお役目を終える頃に、自分がこの先どうあるべきかをはっきりと理解出来たように思います。

そして未来の目標の1つに「全く違う絵で教科書の表紙をもう一度描く!」が加わりました。

そこに向かって、2024年からも引き続き研鑽を続けたいと思います^^

2024年03月01日  最終更新日:2024年06月30日

2024 チャリティカレンダー 寄付のご報告です

 
2024年チャリティーカレンダーにご協力頂きました皆さま、改めまして有難うございました!
今年も無事寄付が完了致しましたのでご報告させて頂きます。

収支について

今回も手売りと通販分は販売金額を変えて1部につき全て600円の寄付としました。

●手売り&ネット販売分: 197部
×600円寄付= 118,200円
●吉田買取分:13部
×600円寄付= 7,800円

●購入いただいた方より別途500円寄付

●企業さま名入れ販売: 125部×部数により変動 400〜500円寄付= 63,800円

計 190,300円

となりました。
ありがとうございます!!

今年も20万円を目指していましたが
流石に完成が遅すぎましたのでちょっと難しかったですが(^_^;)
それでも増刷が必要になったほど十分な数を買っていただいて
本当にありがたく思いました😭

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2021年10月17日  最終更新日:2021年10月19日

バレエスタジオ パンフレットイラスト

京都のバレエスタジオ「C Studio」さまのパンフレットの表紙イラストを今年も担当させて頂きました。

前回同様、今回も劇の内容に沿ったイラストになっています。

あるところに「お花が咲く瞬間を見る事が出来ると一生幸せに過ごせる」と言われるツボミがあります。
しかし、いつ咲くのかは誰にもわかりません。
ある日ツボミの周りにカエル達が集まり出しました。
言い伝えでは周りにカエルが集まるとお花がもうすぐ咲くと言われています。
他の動物達は今か今かとお花が咲くのを待っています。

という「ベルフルーフ」という演目。
今か今かととみんながワクワクして待っているシーン、それがこの表紙の場面です。

実際の劇の様子はこちら→C Studioブログ

お衣装がとても可愛いですね^^

ちなみに表紙の絵の動物たちと、実際に舞台に登場する子供たち(役)の人数は符合しています。
気づかれた観客の方はどれくらいいらしたかなぁ…?

前回に続いて「絵本」のようなシーン(イラスト)をまた担当させて頂いて大変ありがたいです。
次回があればまた良い絵が描けるよう努めたいと思います。

今回もご依頼いただきありがとうございました!

2021年06月13日  

根来衆 キャラクターイラスト

少し久々にお仕事報告です。
京都に開店された、今人気の生食パン販売の「根来衆」さんのキャラクターイラストを担当いたしました。

普段描いているテイストとは少し違いますが、クライアントさんに「西洋絵画風」というはっきりしたビジョンがおありだったのでそのご希望に沿う形で制作致しました。

根来衆 キャラクターイラスト

根来衆 キャラクターイラスト

とはいえ…

今回描いてみて「子供の絵」は本当に難しいなぁと改めて思いました…(^_^;)

黒い方の子供は当初「ちょっと悪だくみしてる表情で」というオーダーで、ラフの段階ではOKだったのですがいざ写実表現で清書してみると途端に大人の顔つきになり…

僕自身も違和感は拭えなかったもののオーダーなのでそのまま描き終えてクライアントさまにお見せしたら「ちょっと違う」と。

…ですよね(苦笑)。

そう言った反応も予想しながら描いてたんで、お見せする段階ですでに別の表情(今の顔)も準備しておきました。

その別案を準備しながら「なぜこんな違和感があるのかな?」と考えてたんですが答えは単純なんですよね。
「こんな歳の子供がしない顔だから」かなと。

マンガ風やPOPな画風、デフォルメした絵なら違和感は少ないのですが、今回のように写実寄りで表現するとそういった「現実的に存在しないこと」というのが絵にとってはノイズになるのだと感じます。

本来はその点も踏まえた上で、「悪い顔」が重症なポイントであればあらかじめデフォルメ方向の仕上がりをお勧めすべきだったなと。
今回は時間があまりなかった事とエンドクライアントさんとお話する機会が取れなかったのとで仕方ない面もありましたが、改めてまた一つ学べたと思います。

以上、お仕事報告でした。

改めまして、ご依頼頂きありがとうございました!

2021年03月20日  最終更新日:2021年03月24日

シンカイ鉄道(お話イラスト)

水族館の暗闇に浮かび上がる蒼と光と魚たち

それはまるで少年を深い海のあいだにいるように思わせました

—-
本日はシンカイ鉄道 イズ線にご乗車いただきまことにありがとうございます
この列車は伊豆小笠原諸島を経由し、終点ニシノシマ駅へ向かいます
サカナたちとともに、楽しい旅をお過ごしください
—-

少年は車掌となって大きな列車をあやつり、海底の土手をゆうゆうと駆けぬける姿を思い浮かべていました

シンカイ鉄道

シンカイ鉄道

2020年10月24日  最終更新日:2021年08月04日

きらきら星(お話イラスト)

少年は眠る時に空想するのが好きでした。
今夜も布団に入ると目を閉じていつものように想像を膨らませました。
今夜の彼は「ピアニスト」。

「やぁ、集まってくれてありがとう。今日はみんなに僕の演奏を聴いてもらうよ」

そう言ってピアノにすわったものの、そういえば楽譜がありません。

「そうだ、楽譜がほしいぞ。お星さまにお願いしてみるとしよう」

少年は空を見上げ星たちに話しかけました。

「お星さま、僕に楽譜をくれませんか」

すると空が明るくなっていくつかの星がぽつりぽつりと落ちてきました。

「やぁ、ありがとう!」

そういって少年は夢の中で星が示すとおりに音楽をかなで続けました。

きらきら星

2020年08月19日  

C Studio ポスターイラスト・デザイン

京都のバレエスタジオ「C Studio」さんのポスターのイラスト・デザインを担当しました。

去年に同教室さんの発表会パンフのイラスト・デザインを担当していたのですが、その時の絵を少しアレンジして今回の生徒募集ポスターに使用致しました。

元は「ピーターと狼」というお話がモチーフになっていて少年が主人公の絵でしたがポスターに使用するにあたって主人公が赤頭巾ちゃんに変身しました。

色もよく目立つので良い雰囲気になったと思います。

「イラストでお子さんの目を引いて、その後おかあさんが詳細を読む!」

という分かりやすいコンバージョンの元に全体を制作しましたが(笑)、
このポスターで沢山のお子さん、そして大人の方が来てくれると嬉しいなと思います^^

C Studio ポスター

C Studio ポスター

C Studio ポスター

C Studio ポスター

最後になりますが、改めましてご依頼頂きありがとうございました!

2020年07月10日  最終更新日:2020年07月29日

虹(お話イラスト)

虹のイラスト


「今日はどこだい?」
「あぁ、今日は東の山のふもとだときいてるよ」
「あそこはまだ少し寒いかもしれないね。いつもより一枚服を多く持っていこう」
「カッパはもったかい?」
「ああ、ちゃんと持ってるよ」

あつまるやいなや七人はいつも通りの会話を交わし、いつも通りに準備をととのえて今日の依頼先へと向かいました。

「雨はまだかな」
「雲はまだもう少し西の方にいると思うよ」
「そうか、じゃあそれまで少し花でも見てこよう」

そう言って緑の子が木々の中へ向かおうとした時、ぽつりと1つ雨が落ちてきました。

「あれ、少し早いけど降ってきたね。カッパカッパ」

そう言って皆一斉にカッパを着込んで西の空が明るくなり始めるのを待っていました。

2020年07月01日  最終更新日:2021年03月23日

双子の星:宮沢賢治(お話イラスト)

双子の星(宮沢賢治)

双子の星

(引用)“天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星が見えます。

あれはチュンセ童子とポウセ童子という双子のお星さまの住んでいる小さな水精のお宮です。

このすきとおる二つのお宮は、まっすぐに向かい合っています。

夜は二人とも、きっとお宮に帰って、きちんと座り、空の星めぐりの歌に合わせ、一晩銀笛を吹くのです。
それがこの双子のお星さまの役目でした。”(引用終わり)

お世話になった方にお礼として絵をお贈りしようと思って描いた作品。

以前から「目的があると描く絵の質が変わりますね」と言われる事があったのだけど、これもきっと「お贈りする」という理由の元、どこか自分の意識外で描き進められたのだと思います。
結果的にとても好きな絵になりました。

この絵から良くも悪くも色々な悩みが生まれ、同時に新しい旅が始まりました。

2020年04月04日  最終更新日:2021年11月24日

小学校教科書「わたしとせいかつ」上下巻 付録挿絵イラスト

2020年度から小学校で使用される「わたしとせいかつ」(日本文教出版さま)という生活教科書にてイラストを描きました。
1年生と2年生が使う教科書になります。

巻末にある、防災や日常の安全についてひとまとめにされた付録部分の扉絵、カット絵を担当しております。

※イラスト全点はこちらから→ 上巻 下巻

上下併せて扉絵2点・カット絵約200点でしたのでそれなりに大変でしたがご依頼時のご希望にありました「あたたかい雰囲気」をもたせることは出来たかなと思います。

個人的には季節にまつわるカットがお気に入りです。
『わたしとせいかつ 上巻』付録カットイラスト

『わたしとせいかつ 下巻』付録カットイラスト

同じ場所を季節や空気感によって描き分けるのは、このお仕事に限らずとても好きです。

その他の絵もカットとはいえそれぞれ自分らしいイラストになったかなと思います。
これを読んでくれる子供達の日々の生活の一助になりましたら幸に思います。

以下、イラストの一部です。
全体はこちらよりご確認ください→ 上巻 下巻

『わたしとせいかつ 上巻』付録カットイラスト 『わたしとせいかつ 下巻』付録カットイラスト 『わたしとせいかつ 上巻』付録カットイラスト 『わたしとせいかつ 下巻』付録カットイラスト

最後に、ご依頼頂きましたクライアント様に御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました!