少し久々にお仕事報告です。
京都に開店された、今人気の生食パン販売の「根来衆」さんのキャラクターイラストを担当いたしました。
普段描いているテイストとは少し違いますが、クライアントさんに「西洋絵画風」というはっきりしたビジョンがおありだったのでそのご希望に沿う形で制作致しました。
とはいえ…
今回描いてみて「子供の絵」は本当に難しいなぁと改めて思いました…(^_^;)
黒い方の子供は当初「ちょっと悪だくみしてる表情で」というオーダーで、ラフの段階ではOKだったのですがいざ写実表現で清書してみると途端に大人の顔つきになり…
僕自身も違和感は拭えなかったもののオーダーなのでそのまま描き終えてクライアントさまにお見せしたら「ちょっと違う」と。
…ですよね(苦笑)。
そう言った反応も予想しながら描いてたんで、お見せする段階ですでに別の表情(今の顔)も準備しておきました。
その別案を準備しながら「なぜこんな違和感があるのかな?」と考えてたんですが答えは単純なんですよね。
「こんな歳の子供がしない顔だから」かなと。
マンガ風やPOPな画風、デフォルメした絵なら違和感は少ないのですが、今回のように写実寄りで表現するとそういった「現実的に存在しないこと」というのが絵にとってはノイズになるのだと感じます。
本来はその点も踏まえた上で、「悪い顔」が重症なポイントであればあらかじめデフォルメ方向の仕上がりをお勧めすべきだったなと。
今回は時間があまりなかった事とエンドクライアントさんとお話する機会が取れなかったのとで仕方ない面もありましたが、改めてまた一つ学べたと思います。
以上、お仕事報告でした。
改めまして、ご依頼頂きありがとうございました!