2019年04月15日  最終更新日:2019年04月24日

桜Exhibition 2019にイラストを出展しました


東京は九段下、そして京都はみやこめっせ「artDive」内にて展開されていた公募展「桜Exhibition 2019」にイラストを一点出展しておりました。

桜Exhibitionとは

“日本のイラストレーションの魅力を桜と同じように世界に知ってもらおう”
との趣旨で2009年よりスタートした公募展企画です。

ということで、桜をモチーフとした絵の公募展なのですが、これまでの歴史や活動内容は公式サイトに譲ります。

今回は10周年

早いもので「桜Exhibition」は今回で10周年。
途中から今年までお休みされていたので第10回という訳ではないのですが、ちょうど自分が絵描きを志した頃に始まったのと、自身にとっては唯一出していた公募展だったのとで色々と思い入れと思い出があります。

第2回から出展してその後5回連続で出していましたので今回で6回目になります。
この機会に過去の絵をまとめてみよ〜と思ってひっくり返してみましたが3回目の絵なんかは完全に忘れていました…(^_^;)

せっかくなので並べてみます。
初期(2010年)の頃はまだガールズイラストを志していたので今とは全く毛色が違いますね。
違いすぎて我ながらなかなかびっくりしますね…(苦笑)。

桜Exhibition 「桜嵐」

桜Exhibition 「桜嵐」

桜Exhibition「ねがい」

桜Exhibition「ねがい」

桜Exhibition「サワカイShining」

桜Exhibition「サワカイShining」

桜Exhibition「hello to the world」

桜Exhibition「hello to the world」

桜Exhibition「おもちゃばこ」

桜Exhibition「おもちゃばこ」



大切なのが4枚目の「hello to the world」でして。
これが桜Exhibitionで初めて賞を頂けたのですが、その頃は絵にまつわる事が色々ともうドン底もドン底で、描くべきものも見えないし先も見えない。何をどうしたらいいのか分からない。

「この絵が認められなかったら絵の道はもう諦めてもいいかな…」と思っていたくらいだったので賞を頂けたことは本当に勇気をもらえました。

おかげでその後も絵を描き続けられて現在に至るのですが、そういった意味で今を形作る重要な絵の1つ。
その賞状は今も大切に仕事部屋に飾っています。

そして今回の絵はというと…

そんな思い出深い「桜Exhibition」。
前述のように今年は10周年ということで復活されたので久々に出展することにした訳ですが、イレギュラーなお仕事が複数発生したのと、スケジュールを読み違えて制作時間がごくわずかしか無い事態に…(;´Д`)

適当な絵を出すのだけは絶対に嫌なので一時は出展自体もやめようかとも思いましたが、締め切りがちょっとだけ延びたりする超ラッキーが発生したりしてまず「出す事」は出来るようになり、改めて机に向かったはいいものの「じゃあ何を描こうか…?」でまた大きくつまづくことに…(苦笑)。

以下が今回の絵の変遷です。

僕はオリジナル絵に於いては必ず何かしらのストーリー性や、登場している者の間に相互の関係性を含ませたいと思っているので、いくら綺麗でも細かくても豪華でも「構成」がつまらない絵は極力描かないようにしているのですが、今回はなかなかアイデアが出てこなくて久々にうんうん唸りました…(;´Д`)

それと、A3タテの画角ですね。
もう6回も出してるのに毎回忘れてしまいますがこの画角は本当にやりづらい(苦笑)!!
しかも「桜」という大テーマがあるのでもう色々と鎖だらけです、個人的に(^_^;)

そんなこんなで最初は「土手と夜桜」のテーマで描き始めましたがどうも出来上がりが見えてこない…という事で割と早めに見切りをつけ、次はありきたりな木のイラストを「タッチの工夫」でなんとか仕上げてみようと思ったものの、どうにも「ストーリー性」が含められない…

結構粘ったけど途中でこれもまた放り投げ、次は開き直りすぎて桜というテーマすらも放り投げにかかり(笑)なおかつなぜか新春の香りすら漂わせ始めています。
桜は一体何処へ…

しかしこの時点で後ろの雲からくるインスピレーションは何故か信じれていたのでこの方向性で引き続き考えてると、左下の鳥の部分に「三脚立てて絵を描いている動物」が降りて来て、「あー!絵を描く設定ならなんとでもなるわー」ということで絵の一部に降りてきた「額縁」を画面全体に広げてこうした形になりました。

桜Exhibition「Dream-on-Dreamer」

桜Exhibition「Dream on Dreamer」

こういった、「案の可否やその選定感覚」っていうのはきっと本人だけにしか分からないと思うんですが、大抵の場合上に書いたような流れで色々考え続けて、あくまで「自分の感覚」の中で「ピンとくる」構成が見えた時にいざ描き出す、という感じです。

この絵なんかはパッと見て「あぁ、額ね。額の上で動物が絵を描いてるのね。ふーん」で終わる絵でしかないと思うんですが「ほんならこの条件の中でゼロからここまで思いついてみんかいー!」というのが作家の素直な本音です(笑)
ありきたりな設定や簡単に思いつく設定や構図から「抜け出すこと」がいかに難しいか。
呪縛みたいなものからまず最初に抜け出る事が想像以上に本当に大変なのです。

先日もTwitterで懇意にして頂いている絵描きさんとも構図のお話しやらを少しやりとりしていたのですが、一般の皆さんは普段「出来上がり」だけ見て頂いてるのでそれまでのプロセスは分からなくて当然なのですが、実際のところ(少なくとも僕は)構図や構成とそのプロセスに絵のほとんどが詰まってる感覚です。

もちろん仕上がりがいいのは何より重要ですけど、アイデアや構成力っていうのは「脳の中にある」のでこのネット時代でもなかなかパクれないものですし何より大事な能力であり武器であり財産。

今回の絵は時間さえあればもっと%E