柄にもあわずお花など…
3年前に来た今の家には玄関横に小さな花壇がありまして、そこにちょこちょこお花を植えています。
ほんとはトマトなどの実のなる植物を育てたかったのですがいかんせん日が当たらない場所なので実が大きくならず、1年目の後半からは朝顔や多年草などのお花を植えるようにしてたのですが昨年の夏前、植えた覚えの無い植物が生えているのに気付きました。
話は少し遡り…
前の家でもベランダでトマトやピーマンなどを育てていたのですが、同じ場所でスズメに餌をあげていたこともあってか恐らく彼らが運んできた種によってトマトやピーマンの鉢はいつの間にか僕の全く知らない植物で埋め尽くされていました。
これがその時の写真です。
見事ですね(笑)。
この素敵な作品を「スズメアート」と呼んでとても気に入っておりまして、昨年見かけた植物もどんな植物になるのか観てみたかったのでそのまま放っておいたのですが、どんどん成長していったその姿は田舎育ちの僕には見慣れたヨウシュヤマゴボウでした。
ヨウシュヤマゴボウはそのままどんどん育って2m以上にもなっていきましたがある日、その周りのお花が全て枯れてしまいました。
その大きさから考えれば養分が全てヨウシュヤマゴボウに吸い取られてしまったのだろうと思いますが時既に遅し…
枯れた花は戻らないのでとりあえずそのままにし、やがて冬を越えてヨウシュヤマゴボウ自身も枯れてしまいました。
抜けないヤマゴボウ…
なんせ2m以上もあるので枯れてしまうとひどく景観が悪い、ということで長い茎を切り、掃除してさぁ根も抜かねば、と思いましたらえらく大きな球根のようなが顔をのぞかせています。
軽くひっぱってみましたがもうなんともびくともしません。
小さな花壇で深さも余り無いだろうと思ってたのでアタマは「???」です。
「これは掘り出すしか無いなぁ‥」ということで掘ってみましたらこの通り…
写真では分かりづらいのですが長さにして30cmほどあります。
手前のが途中で折れた更に深い部分です。
そして、実際はまださらに根が残っています。
花壇と土の都合上それ以上深く掘れなかったのでとりあえずここまで…
そりゃお花も全滅するわな…という大きさの根っこ。非常に硬く重さも優に1kg以上あって驚きました。
根っこはとても元気そうだったので掘り出さなければ夏前にまた芽が出てきそうな気がします。
見慣れたヨウシュヤマゴボウでしたがもちろん掘り出した事などなく、初めて見る土の中はこんな事になってるのかとひとつ勉強になりました。
同時に、スズメアートにもある程度の知識が無いといけないなと、思った次第…(^_^;A
と、いうことでヨウシュヤマゴボウが居なくなった平和な花壇には朝顔の種と、いくつかの新しいお花がやってきました。
日陰にめげず綺麗な花を咲かせて欲しいと思います。