2017年10月22日  最終更新日:2019年01月30日

紅葉狩り…? 栗拾い…?

Facebookに投稿してたらふっと気づきましたが…
この絵って、紅葉狩りというタイトルなのに全然紅葉拾ってませんよね(苦笑)。

紅葉狩り

紅葉狩り

正解は栗拾いでした。
今更直せないけど…(笑)。

これは今の画風の方向になってから3枚目の絵になるのかな…?
新しい世界観に進みだしたその頃の感覚は今でもよく覚えていますし、絵自体も今でもとても好きです。

下書きはこういう感じでした。

紅葉狩り 下書き

紅葉狩り 下書き


元は俯瞰で見ているフリーマーケットの設定だったんですが書いてるうちに真横のほうが気持ちよかったので思い切って構図を変えました。
視点が90度くらい変わっているのに真ん中の四人はほぼ変わってない、というのが面白いですよね(笑)。

近頃はと言えば仕事絵ばかりになってしまっていてこういうオリジナルが描けていません…
お仕事を頂くのは何よりありがたいのですが、お仕事にはほとんどの場合「目的」や「主旨」「画角」がありますので定まった規定の中で描く事になります。
そうするとやはり思想が固りがちになってしまい発想も乏しくなるし、インプットする時間もなかなか取れずいろいろと悪循環になります。

個人的な価値観では、目先の事だけやっていると必ず未来にツケが回ってくると思っているので時には仕事を抑えてでもオリジナルを描くべきだと思ってます。

オリジナルは簡単な物語や世界観も一緒に考えるのでとても楽しいですし、頭の体操にもなります。
この「紅葉狩り」は「普段は水辺にいる子たちを山へ連れ出した」というお話です。
一番後ろのやどかりさんはなぜかむくれていますね(笑)。
普段はツンツンしてるんですが実は寂しがり屋さんなので、山は面倒だけど結局ついてきました。
でも実は一番楽しんでて、帰る頃には開き直って一番騒いでいる…なんて事を想像をしながら描いています。

こんなお話をするとよく「絵本は書かないの?」と言われます。
しかしながら絵本はまだまだ難しいなぁと思っています。

なんというか、答えがない事が一番難しい。
この「紅葉狩り」のような、日記のようなお話はたくさん浮かぶんですけど子供を惹きつけるようなお話は大人が読んでもとんちんかんなお話が多いので、デザイナー脳&左脳派な僕にはなかなか大きな壁です…(^_^;)

でも、いつかは必ずやりたいのでずっと目標としています。
最近は先日の投稿のように念願の「お話の挿絵」のお仕事をやっと頂く事ができました。
そのようにまずは作画だけを担当して絵本デビューを実現させるべく、もっともっと絵本寄りの画風を作り上げようと思います。

と、今日は特に主旨もなく乱文blogで失礼しましたm(_ _)m

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